基礎編です。作業に夢中になるあまり写真が少なくなってしまっております。イラストや図で解説していきます。
ウッドフェンスの構想については、以下の記事をご覧ください。
基礎ブロックについて
今回使用したブロックは、コンクリート製のブロックで比較的どこのホームセンターでも購入できると思います。
こんなやつです。支柱1本に対して基礎ブロック1個と、独立して設置するため独立基礎とも呼びます。
独立基礎のメリット・デメリット
メリット
- 施工が比較的容易。穴を掘って砕石等を敷き詰めて水平に設置出来ればプロでなくても施工できる。
- 支柱の場所のみに設置するので、費用が安く済む。
デメリット
- 風が強いところへの設置は、注意が必要。
- 穴掘りがなんだかんだ大変。
- 基礎ブロックや支柱の高さを揃えるのが難しい。
独立基礎の施工方法
まず穴を掘ります。450mmの基礎ブロックが入り、なおかつ砕石を50mmくらいの厚みで締め固めるので最低でも500mm(50cm)は掘ります。これがなかなか重労働です。穴掘り用のスコップがあれば楽なのでしょうが、持っていませんので普通のスコップで掘ります。穴の大きさは、ブロックの周りをモルタルで固定したかったので、300mm(30cm)くらいの正方形を目指して掘り進めます。
私の場合、既存のブロック塀にくっつけてフェンスを作るので、こんな感じに掘りました。絵ではモルタルの厚みがそれほど無いように見えますが、実際は少し厚すぎるかな…というくらいモルタルを流し込みました。地盤が固かったので、なるべく強固になるようにしたいという思惑がありました。
深さのイメージはこんな感じ。砂利や砕石を入れたら転圧(締め固める事)をします。私は基礎ブロックを少し持ち上げてそのまま落とす。持ち上げる。落とす。を繰り返して転圧しました。特別な道具は不要でしたが、腰がやられそうだったので、真似される方は自己責任でお願いします。
高さの合わせ方
通常高さを合わせるためには、測量のレベルといった器械や水盛りという方法(調べるとたくさん出てきます)を使って水平を出します。私はレベルをもっていませんし、水盛り用のホースもありません。ですが、ほぼ水平を出して基礎の高さを合わせることができました。
元々プロが施工していたブロック基礎を利用しました。ブロック基礎はきれいに水平にできているだろうという信頼です。もちろんブロック天端にシンワ測定のブルーレベルを使用して、大まかな水平は確認しています。以下手順です。
- 写真の左端にある穴からブロック基礎を施工していく。ここは既に砂利との境界にレンガが入っています。まずこのレンガに高さを合わせてブロック基礎を固定します。
- 練ったモルタルを穴の中に入れてブロック基礎を入れブルーレベルを使いながら水平にします。この時、ゴムハンマーがあると高さの調整がしやすいとおもいます。私はもっていなかったので、ブロック基礎をぐりぐり回したりしてレンガと高さを合わせました。
- 高さが揃って水平が確認出来たら、穴の隙間にモルタルを流し込みます。これでしっかりと固定されます。
- 次に写真の右端の穴を同様に施工します。高さを決めるときは、上の写真のように、ブロックの目地から基礎の高さをコンベックス(メジャー)で測り同じ高さになるようにします。
- 同じ高さになったらモルタルで固定します。
- これで両端の高さが揃った(はず)ので、水糸を張って残りの4つ高さを合わせます。
このやり方が絶対正しいとは思っていませんが、限られた道具の中では最適だったのではないかと思います。
ブロック基礎は思ったより重たいので、作業する方はくれぐれもケガの無いように注意してください。
これで基礎編は終わりです。次回は支柱加工編です。